第三者の権利物とは
第三者の権利物とは、自身で制作していないパート、ループ、トラック、原盤サンプリング、その他権利を保有しない著作物など、第三者の著作権・著作隣接権・肖像権その他一切の権利を言います。
これら第三者の権利物が含まれている場合、利用許諾を権利者から受けられていない限り、商用利用を行うことはできません。権利許諾なく商用利用を行った場合は、著作権侵害にあたります。
著作権侵害は犯罪であり、被害者である権利者が告訴することにより侵害者を処罰してもらうことができます(親告罪。一部を除く)。著作権、出版権、著作隣接権の侵害は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金、著作者人格権、実演家人格権の侵害などは、5年以下の懲役又は500万円以下の罰金などが定められています。ー 引用:公益社団法人著作権情報センター
第三者の権利物を含む場合の配信手続き
第三者の権利物が含まれており商用利用の許諾が得られている場合は、商用利用の許諾が確認できるファイルまたはURLを登録してください。配信先の配信条件によって配信の可否が異なる場合がありますが、商用利用の許諾が得られている場合配信リリースを行うことが可能です。許諾が得られていない場合は、残念ですが配信をお受付することはできません。
また規約に違反が確認された場合、当サービスではアカウント凍結・抹消となる可能性があります。チューンコアジャパンディストリビューションサービス利用規約 第5・7・8・9条
使い方
許諾の証明資料(スクリーンショット、PDF、URL等)を楽曲情報登録時にアップロードしておくと、審査をスムーズに進めることができます。
以下のケースよりあてはまる [権利物の種類]を選び、ご登録ください。
1. 音源素材サービスのループ音源:
Splice Sounds、Loopcloud等のループ音源を使用している場合は、音源素材の商用利用が可能かご確認ください。商用利用可能である場合は、許諾の証明資料(利用規約等)および購入証明資料を添付してください。サンプルされた単音のドラムやショットの音源は除きます。
例:Splice 決済履歴画面
2. ライセンスされたビート素材または音源素材:
BeatStars、Airbit、TRAKTRAIN等で購入したタイプビートを使用している場合は、商用利用のライセンスおよび購入証明資料を添付してください。
例:ビートの許諾内容が記載された資料(PDF等)
例:購入証明資料(決済画面のスクリーンショット・メール等)
3. 音源制作ソフトウェアに含まれるループ音源素材:
GarageBand、Logic Pro等の音源制作ソフトウェアを使用している場合は、ループ音源素材の商用利用が可能かご確認ください。商用利用可能である場合は、許諾の証明資料(利用規約・ソフトウェア使用許諾書等)を添付してください。
例: Logic Pro ソフトウェアライセンス契約
URL: https://www.apple.com/legal/sla/docs/LogicPro.pdf
4. VOCALOIDやその他の音声合成ソフト:
弊社が提携していないボーカロイド製品をご利用の場合は、権利者より許諾を得ている必要がございます。ボーカロイド関連キャラクターの商用利用については、各権利元にお問い合わせください。許諾を取得している場合は、許諾の証明資料やガイドラインのURL等を添付してください。
提携している許諾証明が不要なVOCALOID(その他音声合成ソフトを含む)はこちら
5. カバー楽曲・アレンジ楽曲:
カバー楽曲(原曲が著作権管理団体が管理していない自己管理楽曲の場合)やアレンジ楽曲を配信するには、原曲の著作権者より許諾を得ている必要がございます。許諾を取得している場合は、許諾の証明資料を添付してください。
なお、カバー楽曲の原曲をJASRAC・NexTone等の著作権管理事業者が管理している場合は、メール等の証明資料の提出を省略することができます。ただし、リリース登録時、著作権管理欄へ作品コードを入力してください。
6. 生成AIによって制作された音源:
音楽生成AIを利用された楽曲の場合は 「6. 生成AIによって制作された音源」 を選択し、許諾の証明資料を添付してください。
7. その他:
その他の理由で第三者の権利物を含む場合・選択肢がわからない場合は 「7. その他」 を選択し、許諾の証明資料を添付してください。
添付NGの資料とは?
第三者権利物の許諾資料を添付いただいた場合、以下の例のような資料の場合は権利元からの実際の許諾について確認ができないため審査結果が要修正ステータスとなる場合がございます。
その他添付資料についても審査時に確認を行い、不適切と判断された場合は確認のご連絡をさせていただきます。
タイプビート配布画面のキャプチャー
以下のように音源を購入をしていない人でもスクリーンショット可能な資料は許諾資料として不適切です。URLも同様に不適切な資料となります。ビートメーカーより正式に購入した場合は、ライセンス資料を添付してください。
許諾資料が確認できない画面・アカウントログインが必要なURL
権利元からの許諾確認ページとは全く関係のないURLやアカウント保有者のみが確認可能なURLの記載も許諾資料の提出資料としては不適切となります。
URL: https://www.tunecore.co.jp/dashboard
- 第三者の権利物が含まれる音源は、『YouTube コンテンツ収益化サービス』『Facebook Music プロダクト』の規定により登録ができない場合があります。配信審査時に当社または配信ストア側の判断により、登録対象外とさせていただく場合がございますことをご了承ください。
- 第三者の権利物が含まれる音源について、YouTube コンテンツIDへの登録許可を得ている場合は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。